トヨタ・プラッツの覆面パトカー

概要

平成15年度に県費導入された、プラッツの覆面パトカーです。県費では1300〜1500cc級のセダンがチョイスされることもあり、国費では1800cc級以上がメインになるのとはやや様子が違ってきます。

さて、プラッツはヴィッツのセダン版といってもいいでしょう。コルサやスプリンターの後継という扱いで、比較的低価格で購入できることもあり、小型警ら車として3回にわたり大量導入されました。

一方で捜査車両としては車種ゆえ、地味な存在なのは否めません。一部の県警で県費導入されましたが、国費では庁用指揮用車として数十台が導入されたのみにとどまり、大規模な配備はありませんでした。

配備先はほとんどが警察庁だったようですが、平成25年頃から警察本部へ管理換えされた車両が存在します。

諸元

型式UA-NCP12
グレード1.5F
名目一般捜査用車(セダン)
単価1,149,750円
配備年度平成15年度
入札カテゴリー捜査用車(セダン)
配備台数13台(確認済のみ)

ギャラリー

プラッツの捜査車両。カーナビはストラーダ製。カーナビは、カーロケ対応のものではなくストラーダの市販品です。2004年マイナーチェンジされた後期型です。フロントグリルなどの意匠が変更され、前期型に比べて垢抜けた感がありますね。個人的には白黒パトカー含め、後期型の方が好みではあります。

プラッツの捜査車両。TAアンテナはリアガラスではなく、屋根に装着。TAアンテナはリアガラスではなくルーフ後端に取り付けられています。なお、サイレンアンプは搭載していないため、緊急走行はできません。

プラッツの捜査車両。TLアンテナを装着している。こちらの車両はTLアンテナを装着しています。後年、外部突起物規制に対応するため、基台部分に黒色ゴムを装着していた車両も存在しました。

プラッツの捜査車両。スモークは無く、一般車に近い外観。こちらの車両はスモークフィルムが貼られておらず、非常にシンプルな外観です。価格が同じことから、フィルムは一部の車両に後付されたのでしょうか。

プラッツの捜査車両。こちらの車両はTLアンテナの基台が残るものの、TAアンテナも装着しています。シティーロードではないタイプで、きちんとリアガラスに取り付けられています。また、無線機は助手席足元に表示部が置かれ、本体はトランク内に設置されていると思われます。

県費車ということもあり長年活躍していた感はありましたが、近年は複数台が廃車されています。一方でIPR無線機に載せ替えられ活躍を続けている車両もあり、今後の動向には注目です。