「MIU404」などのテレビドラマでスポットが当てられ、認知度が一気に上がった「機動捜査隊」ですが、実際に使用されている車両を見てみましょう。
今回はスズキ・キザシの覆面パトカーを見ていきます。
基本情報
型式 | CBA-RF91S |
名目 | 広域機動捜査班用車(4WD) |
単価 | 1,417,500円 1,470,000円(特別防錆・1台のみ) |
配備年度 | 平成25年度 |
入札カテゴリー | 私服用セダン型無線車(2,000cc級4WD) |
配備台数 | 99台 |
※キザシは外観から2WD/4WDの見分けがつかないため、4WDと仮定して記載しています。
画像と解説
キザシといえば、全体の販売台数が少ないながら900台近くが覆面パトカーに採用されており、「キザシを見たら覆面と思え」がほぼ的中するレベルです。
この車両は、兵庫県警の年頭視閲式に登場し、行進にも参加しました。
ピラーには赤色灯のケーブルを留めるためのクリップがついています。
この車種名に出てくる「広域機動捜査班」とは何か、という点ですが、神奈川県警の通達を見るとなんとなくわかります。
(3)任務(第4関係) 「広域にわたる対応を要する部分及び機動力を要する部分の捜査」とは、おおむね次のような捜査をいう。 1 広域的な初動捜査 2 現場設定を伴う身の代金目的誘拐事件、企業恐喝事件等における現場に係る捜査 3 警察庁指定事件等特に重要な対象事件のよう撃捜査、的割捜査等 4 その他広域重要事件に係る特命捜査出典:広域機動捜査班設置要綱の制定について(平成元年3月28日例規第23号/神刑総発第188号) https://www.police.pref.kanagawa.jp/notice/txt/c00008.txt
1〜4のような捜査に対応するのが広域機動捜査班で、機動捜査隊内に設置されることが多いようです。もちろん、各警察本部によって違いはありますが、いずれにしても「二以上の都道府県にまたがる」かつ重要な事案に対応するチーム、と考えてよいでしょう。
機動捜査隊で使われている他の車種の記事はこちら↓
日産・スカイライン
日産・ティアナ
トヨタ・アリオン