平成14年度から16年度にかけて、交通取締用の覆面パトカーとして導入された170系クラウン。一部の県警では県費でも導入されたようで、令和になっても残っている車両があります。
型式はTA-JZS175改、銀・白・黒・紺の4色がラインナップされていました。
平成16年度に国費導入された、170系クラウンの交通覆面パトカーです。170系はこの年度までで、翌年からは180系クラウン(通称:ゼロクラウン)が製造・導入されました。
リアです。TAアンテナが左側の片方しか装着されていないのが特徴です。中には「ロイヤルサルーン」のエンブレムを取り付けて一般車に偽装する、という手法もありましたが、この車両にはありません。
この車両は交通機動隊で運用されていましたが、200系クラウンに置き換えられ、晩年は別所属へ移動。予備車として余生を送り、廃車となりました。
資料
年度 | 価格 | 台数 |
平成14年度 | 高速道路用 2,642,850円 | 29台 |
平成15年度 | 一般道路用 2,551,500円 一般道路用 2,577,750円 | 72台 |
平成16年度 | 一般道路用 1,961,400円 高速道路用 2,475,900円 | 81台 |
※筆者が把握しているもののみ掲載しています。価格は仕様により異なる場合があります。
※高速道路用はリアトレイにパトサイン(電光掲示板)を積んでいると思われます。