【懐古】佐久間レールパークの思い出【2002年】

飯田線中部天竜駅に併設されていた「佐久間レールパーク」。リニア鉄道館へ発展的解消とも言いましょうか、収容車両のいくらかが移動して現在は同地には存在しません。私が小さい頃、数回訪問したことがあります。今回は2002年8月に訪問した際の画像を合わせてご紹介します。

現在もリニア鉄道館で保存されているED11 2号機です。1923年にアメリカから輸入された機関車ですが、そもそも2両しか存在しませんでした。晩年は浜松工場の入換機として使用されていたとのこと。

奥にはキハ82とキハ181の並びが。一見よく似た外観ですが、タイフォン周りやスカートなど差異は意外とあるもので。世代的にというか、路線的にというか、これらの車両が現役で走行しているのは見たことがないので、新鮮に感じました。

変わって屋内展示。この手のテーマパークにありがちな鉄道模型のレイアウト。車庫エリアの端っこに「ソ」(操重車)が鎮座しているのもいとをかし。よく見ると控車のチキがいなくて、モーターカーで牽引する想定なんでしょうか…w 車両は全体的に客車が多かったと記憶しています。

実物の運転台を流用したシミュレーターもありました。外観を撮っていなかったようで詳細は判明しませんが、おそらく東海色に塗られたクハ66002(※)のカットモデルだったでしょうか?
※72系電車を改造し、115系と同じ車体に載せ替えた車両が存在しました。身延線で運用されていました。

こちらも屋内展示。信号通信系には疎いため、なんの機器なのか見ただけではわからず。当時もこれ以上詳細な写真は撮影していませんでした…。

中部天竜駅のネタといえば当時はトロッコファミリー号。EF58又はED18が牽引し、12系客車とオハフ17(荷物車マニ44を改造)を連結していました。初期はトラ改造のトロッコ車×3両と旧客オハフ46だったようですが、その時代はまだ生まれていないかと…。

機回し中のEF58 122です。国鉄末期に宇都宮区→静岡区と移動、そのままJRへ継承されました。なお同時に活躍していた僚車の157号機は現在もリニア鉄道館にて展示保存されています。