アリオン覆面─右翼行動確認用車

アリオンといえば、2002年から毎年のように配備を重ねている。「覆面パトカー=アリオン」という図式が成り立つ。240系前期・後期、260系前期・中期・後期と歴代全モデルが導入されている。排気量も1500・1800・2000CC、さらに2WD/4WDも存在。何千台と配備されているのだ。

今回はその中でも少数派の個体を紹介しよう。

赤色灯脱落防止ピンがない。
ホイールキャップを外している。

この車両は「右翼行動確認用車」と呼ばれる名目で導入されたもの。右翼団体の街宣車に張り付くのが任務、といえばわかりやすいだろうか?

一線時代はTLアンテナを装備していたが、現在はアンテナを外され地域部の所属へ異動している。

無線機格納装置のみが架装されており、赤色灯・サイレン等はないと思われる。単価は驚きの72万2400円!安すぎる!

240系前期型ではこのような「実質イレギュラー」仕様は比較的少数。一方で、260系に移行してからはさまざまな名目や仕様、グレードが配備されるようになった。