【捜査車両】スバル・GF系インプレッサワゴンの覆面パトカー

解説

平成10年度から12年度頃にかけて導入された、GF系インプレッサワゴンです。同年代で価格の近いBH系レガシィワゴンも導入されているため、入札情報を誤認している可能性があるのでご了承ください。

インプレッサワゴンは、公害特科車や火薬類取締用車など生活安全系の名目で導入されました。「私服用ステーションワゴン型無線車」のカテゴリになっていますが、これは1997年に初めて登場したものです。当初はレガシィワゴンやインプレッサワゴンなどのスバル車が落札していましたが、後にエクストレイルなどもこの枠で入っています。

配分が各本部に1台から数台程度と少ない上、すでに更新が一巡していることから残存している車両はかなり少ないものと思われます。ネット上でも画像はあまり見たことがありません。

諸元

型式GF-GF6F
グレード4WD GB
名目公害特科車
単価1,197,000円
配備年度平成10年度
入札カテゴリー私服用ステーションワゴン型無線車
(1,800cc級4WDAT)
配備台数19台

ギャラリー

(2011年から2012年にかけて撮影)

グレードは4WDのGBで4ATです。ルーフレールに沿ってTAアンテナが装着されています。レガシィワゴンやエクストレイルなどもルーフレールがあるので、TAアンテナがうまく隠れます。

単価は120万円前後ですが、新車価格が170万円ほどだったことを考えるといかに競争入札で安く導入されているかがわかりますね。また、写真はありませんが、助手席側グローブボックス内に無線機が設置できるようになっています。

公害特科車・火薬類取締用車のいずれも、H21年度のエクストレイルやH25年度のエスクードによって減耗更新が行われたと思われます。現在では残存している車両はほとんどいないかもしれません。