この記事は機捜201氏(@kisou201)からの寄稿です。
前回は愛知県警のL33ティアナの白黒パトカーを紹介しましたが、今回は同じ日産製のY12ウイングロードのパトカーを扱ってみたいと思います。
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諸元
型式 | DBA-Y12 |
グレード | 15B |
名目 | 小型警ら車 |
単価 | 1,823,182円 |
配備年度 | 平成28年度 |
入札カテゴリー | 小型警ら車 |
配備台数 | 16台 |
解説
愛知県警のY12ウイングロードの白黒パトカーは平成28年度に16台が導入されました。愛知県警が県費で小型警ら車を導入するのは久しぶりで、平成14年度に5代目アルトの後期型(UA-HA23S)を導入して以来と思われます。エアロパーツとプライバシーガラスを装備していないことからグレードは15Bと推測できます。
三河地方の警察署を中心に各署1台~3台が配備され、主に交番車として活躍しています。また、一部車両はグローブボックス部分に無線機(車載通信系)が搭載されています。
ウイングロードの白黒パトカーは茨城県警などで実績がありますが、愛知県警では初めてとなります。また、ウイングロードの覆面パトカーは平成18年度国費の「交通特殊事件捜査用車(一般)」として、また愛知県警には県費でも「広報車」として配備されています。(後述)
ギャラリー
前から。警光灯はパトライト製。
側面。純正のラジオアンテナが警光灯と干渉する位置にあり、車両によって警光灯の下に無理やり押し込んでいたり、警光灯の上に逃がしていたりと差がある。
リア。CIエンブレムはあるが車名エンブレムは装着されていない。
別車。この車両は純正ラジオアンテナを警光灯の上に逃がしている。
その他
前述の通り愛知県警には県費の「広報車」として覆面のY12ウイングロードも配備されています。この車両は1台のみの導入で、屋根に広報用スピーカーを載せるためと思われる台座が設置されています。