T31エクストレイルの捜査車両、排気量が大きい2500ccモデルも。

エクストレイルといえば、平成18年度に初めてT30型後期が導入されてから、T31前期・後期が全国に配備されており、見かける機会も多い車種です。

そんなエクストレイルですが、平成21年度には2000ccと2500ccの両グレードが配備されました。前者が圧倒的多数ですが、今回は少数派の後者を。

TAアンテナとユーロアンテナを両方装備しています。
水色の低燃費ステッカーが2000ccは4つ星、2500ccは3つ星になっていることで見分けられます。

車内です。シフトレバーの奥に、4WDの切り替えスイッチとシートヒーターのスイッチがあります。無線機表示部は助手席足元に置かれ、カバーが掛けられています。

2500ccは大きく分けて3つの名目で配備されています。

  1. 科学事件捜査用車 
    警察本部捜査第一課に配備されている例が多いようです。

  2. 右翼テロよう撃拠点車
    警察本部の警備部に配備されている例が多いようです。一部県警では所轄警察署への配備もあります。

  3. 現場活動映像車
    管区警察局の機動警察通信隊に配備されています。屋根にルーフボックスを設置している車両も複数います。
    同じ機動警察通信隊のエクストレイルでも、2000ccモデルは「現場通信活動車」の名目となっています。

こちらの車両は機動通信課の所属です。車内には、屋外で活動する際に使用する発電機等が積載されています。覆面としては派手な青色ですが、標準色ということで採用されたようです。赤色の個体も存在します。

同じく機動通信課の車両です。右の車両はユーロアンテナを4本、ルーフボックスを装備しています。左の車両はTAアンテナとルーフキャリアを装備しています。

エクストレイルを見かけたら、リアガラスの低燃費ステッカーにご注目。もしかしたらレアな2500ccモデルかもしれません。