静岡県警察のBMレガシィパトカーを観察する

1月10日(金)、静岡市のグランシップにて静岡県警察年頭視閲式が開催されました。
今回は、BMレガシィのパトカーが展示されましたので、この車両に焦点をあててみます。

型式DBA-BM9
グレード2.5i
名目無線警ら車(4WD)
単価3,222,009円
配備年度平成24年度
入札カテゴリー無線警ら車(4WD)
配備台数4台

令和2年はレガシィのパトカーが展示されました。国費車両はターボ仕様の2.5GTですが、この車両は県費で2.5iです。ボンネット部分にエアインテークが無いので簡単に見分けることができます。

カーロケナビは装備しておらず、オンダッシュナビのみが設置されています。
例年は自動車警ら隊所属のパトカーが展示されますが、このレガシィは本部地域課・職質技能指導係が使用している車両です。昨年は東部・西部支隊の車両、一昨年は直轄隊の車両が展示されていたので、地域部で持ち回りなのかもしれません。

無線警ら車名目で導入されていますが、県費車両で赤色灯の昇降機はありません。対空表示は「714」となっています。(執行隊以外の本部部署は700番台を名乗っていることが多いです。)

車内です。助手席用ルームミラーが設置されているほか、センターコンソールにはストップメーター、1DINオーディオ、サイレンアンプが入っています。

無線機は新型のIPR無線機を搭載しています。国費車両は表示部のみをグローブボックスに設置されていますが、この車両は鍵付きの本体ごとボックス内に設置しているようです。それに伴い、開口部も大きくなっています。

国費車両はグリル部分にLED警光灯が設置されていますが、この車両はナンバー横に設置されています。

BMレガシィのパトカーは、平成24・25年度と国費で導入され大きな話題となりました。性能自体は良いものの、整備やメンテナンスでのマイナス面があったり、性能が高すぎるといった理由から、クラウンを好むパトカー乗務員は多いようです。