浜松市の公用車にはスズキ・ランディの市長車をはじめ、幹部車両も何台か配備されています。その中でも、既に引退した車両たちを振り返ります。
なお、写真は2011年から2013年頃に撮影したものです。所属・年式・型式等は情報公開請求によって開示された公文書に基づいています。
スズキ・ランディ(市長車)
C25後期型のスズキ・ランディです。平成20年に導入され、管財課→秘書課と移動しています。型式はDBA-SNC25、グレードはフォグランプがあることから2.0Gの4WDです。首長車は今でこそ、アルファードなどミニバン型が多く採用されていますが、十数年前にはかなり斬新な施策だったことでしょう。
現在はC27系ランディに更新されています。
ホンダ・レジェンド
このレジェンドは旧天竜市総務課から引き継がれた車両で、現在は廃車されています。トランクリッド右側には、アンテナが設置されておりさながら覆面パトカーの様相ですね。先代モデルとなるKA7系レジェンドもいたようですが、私は見たことがありません。
平成13年式で、型式はLA-KA9です。排気量3.5L、当時の新車価格は300万円以上でした。書類上は6号車となっていますが、車体に表記はなく実質市長車の予備車として使用されていたようです。
トヨタ・150系クラウン
消防局・消防総務課の150系クラウンです。平成8年式で、型式はE-JZS155です。こちらも車体表記は無いものの、車番は「99」が付与されていました。平成18年頃には「司令車」、平成19年以降は「総務連絡1」として活躍していました。
元々は市役所本庁の車両だったようですが、平成17年以前の資料がないため詳細は不明です。
トヨタ・170系クラウン(議長車)
平成14年に導入され、議会総務課に配置されていた170系クラウンです。型式はYA-JKS175で、グレードはロイヤルサルーン マイルドハイブリッドです。フェンダーミラー、シートカバー、レースのカーテンなど送迎用の仕様となっていますね。2014年か2015年頃に廃車されました。
文書によっては「議会1」や「ギ1」といった車番が付与されていたようですが、黒塗りゆえ外観からは判別できません。議会総務課では、1号車は議長送迎用、2号車は副議長送迎用、3号車は視察対応用のマイクロバスでした。
スズキ・キザシ(議長車)
議会総務課に配置されていたキザシです。上の170系クラウンの後継となります。車種だけ見ると覆面パトカーかと思ってしまいそうですが、フォグランプがあるので一般グレードだとわかりますね。
これは消防出初式の写真ですが、高規格救急車の受領式(JAからの寄贈)にも顔を出していました。式典を除くと送迎程度にしか使用されなかったのかもしれません。現在はカムリに更新されているようですが、現車はまだ目撃できていません…
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