機動隊の灰色車両、警備車兼放水車─最後のカマボコ生き残り。

先日は機動隊の灰色ローザ(捜査本部用車)を取り上げました。まだお読みでない方はそちらもどうぞ。

ローザ捜査本部用車─灰色、最後の生き残り?

2018年8月16日

今回は、「カマボコ」とも呼ばれる警備車兼放水車をご紹介します。全国的に灰色塗装の機動隊車両は減少しており、国内にあと何台いるのやらという様相。あまりにも車両が古すぎて調査に難航しましたが…(苦笑)

型式不明(P-FP41x?)
グレード不明
名目警備車兼放水車
単価23,720,000円
配備年度昭和61年度
入札カテゴリー不明
配備台数不明

参考までに、平成2・3年度に導入されたザ・グレートの警備車兼放水車は「U-FP418F(改)」がシャーシの型式です。また1987年(昭和61年)以前の調達・落札情報が入手できなかったため、詳細はよくわかりません。

静岡県警に配備されている車両です。2017年1月の時点では現役でした。運転席側側面ガラスの下には、機動隊のマークがあります。

リアです。前後共に1軸なのでFPです。後輪にはタイヤカバーが装着されています。

フロントガラス上方には前面警光灯とドライバユニットがあります。フロントグリルはベース車よりかなり大きい気がしますが…。

放水シーンを捉えたのは後にも先にもこのときだけでした。

車両が古いため、目撃情報や画像もあまり上がっていないのが現状です。

これまでに存在を確認できたのは次のとおりです。
宮城、警視庁、神奈川(H2/3)、静岡(S61)、兵庫。