三菱の最盛期に導入されたギャランVE覆面パトカー

1990年代は三菱が入札で大健闘しており、ギャランの覆面がさまざまなカテゴリーを落札し配備されていました。しかし、1996年度の8代目前期型を最後にギャランは幕を閉じます。

初めてGDIを搭載した量産車両でしたが、登場初期から不具合が多発。三菱のリコール隠しの発覚も重なり、国費での配備はごく少数にとどまるようになりました。(落札自体は、ディオンやディアマンテなど細々と続いていきました。)

型式 E-EA1ASRGC1
グレードVE
名目捜査用車(署用)、捜査用車(本部用)、鉄道警察車など
単価875,500円
配備年度平成8年度
入札カテゴリー私服用セダン型無線車(1,800cc級AT)
配備台数933台

この年にはデリカスペースギア(E-PA型)やチャレンジャーも導入され、三菱が健闘していた時代でした。

塗色はホワイト、シルバー、ブラック(ネイビー?)、ダークグリーンの4色が配備されています。ホイールキャップはディアマンテのものでしょうか?
ミラーとドアノブがボディ同色ではないのでグレードはVEです。

ディーラーステッカーが貼られているほか、トランクリッドにはTLアンテナの基台も残っています。前期型のVEはほぼ専用グレードでしたが、マイナーチェンジ後の後期型ではカタログモデルとなっています。

存在を確認している台数
札幌3、警視庁4、神奈川3、静岡3、愛知43


この年代は流石に情報が少ないですね。愛知以外は全廃されているはずです。
なお、岡山県警には今年に入ってもギャラン覆面の存在が確認されていますが、平成14年頃に県費で導入された後期型のようです。国費の前期型が残っているのは愛知ぐらいでしょうか。