このページではトヨタ・アルファードGの暴走族取締用車を解説しています。暴走族取締用車とは、暴走行為の様子を採証するための車両です。歴代の車両がいずれもサンルーフを装備しているので、仕様書にサンルーフを取り付ける旨の記述があったと思われます。
基本情報
型式 | UA-ANH10 |
グレード | G |
名目 | 暴走族取締用車 |
単価(※) | 2,674,350円 2,700,000円 |
配備年度 | 平成15年度 |
入札カテゴリー | 暴走族取締用車 |
配備台数 | 20台 |
※北海道にはオートカバー付きが2台確認されていることから、さらに別の仕様が設定されていた可能性もあります。
画像と解説
2003年度に導入された、暴走族取締用車です。10系前期型のアルファードGがチョイスされました。塗色はブラックのほかにシルバーが確認されています。この車両は2015年度に、E52後期型エルグランドに更新されています。
2004・2005年度には、「暴走族取締用車」としてサンルーフ付きのE51エルグランド(後期)が採用されました。特にワインレッドの個体は白バイ大会などでも有名になりましたね。
2016年度には「暴走族取締用車」名目でC26セレナが16台配分されています。アルファードやエルグランドと比べると、明らかに車格差があります。
- 暴走族そのものが減少してきたこと
- 現行犯逮捕から事後捜査での逮捕へと、捜査手法が変化してきたこと
- 上記から、暴走族対策のために特別な仕様を準備するのではなく、車両の仕様をより共通化したい
これらが理由ではないかと推測しています。