令和4年度に配備される国費車両を予想してみた

2021年12月28日に、警察庁から入札公告が出されました。令和3年度予算で導入される車両がどんなものなのか、さらっと見てみたいと思います。

筆者が個人的に気になる点だけをピックアップしていますのでご了承くださいm(_ _)m

入札1件目

① 白バイ 149台
② サーベランス車 36台
③ 常駐警備車 7台
④ 中型護送車 7台
⑤ 事件対策車(Ⅱ型) 6台
⑥ 遊撃車(Ⅱ型) 3台
⑦ 現場科学検査用車 7台
⑧ 現場科学検査用車(4WD) 14台
⑨ 単独護送用車 24台
⑩ 私服用ワゴン型無線車 298台
⑪ 私服用ワゴン型無線車(4WD) 59台
⑫ 捜査用多目的運搬車 64台
⑬ 警護車 72台
⑭ 現場活動支援車(B型) 2台

②のサーベランス車ですが、平成18年度導入の24台と、平成19年度導入の12台を一度に更新するものと思われます。

⑤の事件対策車(Ⅱ型) 6台は、平成17年度導入の6台を更新すると予想します。同車は一通りの配備が完了したため、初期導入車の更新に入るのかもしれません。

⑦⑧の現場科学検査用車は近年の傾向を踏まえてサクシードになるのでしょうか。警察本部では科捜研や鑑識課に配備されていることが多いですね。計21台のうち何台かは、保全車(ライトバン型)の名目で機通へ配分されそうな予感もしますがいかに。

⑨の単独護送用車は初耳。これまでワンボックス車が充てられていた「秘匿護送車」の名称が変更された可能性があります。

⑭現場活動支援車(B型)も初耳。B型があるということはA型もありそうですね。

入札2件目

① 私服用セダン型無線車(1,800cc級) 701台
② 中型輸送車 6台
③ 機動捜査用車 101台
④ 機動捜査用車(4WD) 52台
⑤ 私服用ハッチバック型無線車(1,200cc級) 661台
⑥ 小型警ら車 524台
⑦ 緊急出動用災害対策車 4台
⑧ 大型輸送車 120台
⑨ レスキュー車 1台
⑩ 投光車(Ⅲ型)7台

①セダン型は、H24の2WDキザシが713台導入だったことからこの辺りの更新でしょうか。

③機動捜査用車が100台以上入るのは割と珍しい気が。

⑤ハッチバック型が661台と大量導入。過去のハッチバック型を置き換える可能性もありますが、アリオンをスイフトで更新した事例も多数あるので、セダン型車の更新に充てられると予想。

⑨レスキュー車は1台のみ。平成21年度以降、クレーン付のレスキュー車は一通り配備が完了していると思います。東南海地震の被害想定エリアに入る県の21年度車を更新、それを他県に管理換して実質増強…となりそうな予感も。

⑩投光車(Ⅲ型)7台は、H17年度のデュトロが更新と予想。警視庁、神奈川など一部のみ配備で、トラックベースの投光車は少数派です。

以上、簡単な推察でした。
あくまで一般人の予想に過ぎませんので、実際に配備が始まるまでどうなるかはわかりません。落札公告〜実車配備を正座して待ちましょうw