愛知県警にはサファリのパトカーが3台県費で配備されていました。
導入の経緯に関する公式文書などのソースは確認できません。しかし自動車警ら隊に長年配備されていたことを考えると、逃走車両の体当たりへの対策なのではないかと推測されます。
諸元
型式 | TA-WFGY61 |
グレード | 4ドア ワゴン グランロードリミテッド |
名目 | その他生活安全車両 |
単価 | 4,252,122円 |
配備年度 | 平成15年度 |
入札カテゴリー | 不明 |
配備台数 | 3台 |
ギャラリー
解説
サファリは平成15年度に3台が県費で導入されました。いずれも自動車警ら隊に配備され、10数年以上活躍を続けていました。現在は山間部を管轄する警察署へ2台が移動、残り1台は廃車になりました。非常に無骨なスタイルで車体も大柄。名古屋市内の幹線道路ならまだしも、それ以外のエリアではなかなか運転に苦労する場面もあったのでは、と感じます。
サファリは2002年にマイナーチェンジが行われ、Y61中期型となりました。グレードはグランロードリミテッドのみになり、2007年中盤に国内販売が終了。パートタイム4WDに、搭載エンジンは245馬力・4.8L・直6というキワモノ。Y61型のそもそものコンセプトが「オーストラリアや中東の砂漠を走る」こと。愛知県の市街地で逃走車を追跡するというシーンは、ある意味で想定外だったかもしれません。そんなサファリも今では余生を過ごしていますが、導入から16年以上が経過しており引退の2文字も見えてきています。
全車引退しました
令和2年度に入ってから、残り2台ともに廃車・解体されていることが確認されました。所轄署では使いにくかったのか、それとも単に経年だったのか…。
登録番号 | 自動車警ら隊時代 | 警察署時代 | 解体年月 |
名古屋800せ8607 | 愛知131 | 豊橋800す1623(新城署) | 2020年8月 |
名古屋800せ8608 | 愛知132 | 2018年3月 | |
名古屋800せ8609 | 愛知133 | 豊田800さ3277(豊田署) | 2020年8月 |