浜松(=地方)からスタートアップ企業が生まれるために必要なこと




7月15日に、弊社で開催したトークセッションで私がオープニングトークとしてお話した部分を文章にしたものです。当日使用したスライドも合わせてご紹介していきます。

スタートアップの定義って?

「これ」といった定義はありません。なので、色々な人が色々な定義を使っていますが、今回は次の3つを条件としました。

1、比較的短期間(3〜5年)で急成長を目指す。
2、エクイティによる資金調達を目指す。
3、イノベーション(社会変革)や社会貢献を目指す。

1~3を目指している、もしくは達成した企業を「スタートアップ」と定義しました。
ちなみにベンチャー企業は、創業5年以上経過していて上記の2・3を目指している企業と定義しました。

図で表すとこうなりますね。

スタートアップの現状って?

コチラの図を御覧ください。 特徴は3つあります。

・東京一極集中。これは誰もが実感していることだと思います。基盤となるスタートアップの企業数、そして調達額もダントツです。

・FinTechに大型資金が集中していること。例えばFOLIO、freee、Paidy、お金のデザインなどはいずれも50億円以上を調達しています。

・東大発のスタートアップ企業は調達額も大きい。第2位は慶應義塾大学、第3位は意外にも九州大学ですが、これら他大学を大きく引き離しています。

 

では静岡はどうなのか?

全国にベンチャー企業は約1万5000社あると言われていますが、そのうち静岡県内にあるのは130社ほど。そのうち「資金調達を経験した」会社まで絞り込むと20〜30社になります。

 

浜松からスタートアップ企業が生まれるには何が必要?

今回のトークイベントでも、登壇者の皆様に同じ質問を投げかけました。出てきた答えは「ロールモデル」と「教育」。

地方では、スタートアップ企業として成功したロールモデルが非常に少ないです。成功例が少ないと、道のりが見えにくいという点が挙げられます。企業、経営者、プレーヤー、まずはそれぞれの立場での成功例を共有していく必要があります。

そして、学生世代への教育も欠かせません。浜松市では起業家を学校に派遣するという事業が行われています。しかし、実際には「起業」や「ベンチャー企業への就職」という選択肢を知っている学生(特に中学生・高校生)はかなり少ないのが現実です。成功例を若い世代へ共有していくことで、選択肢が増えると良いですね。