蒲郡市博物館ではSL(蒸気機関車)に乗れる!D51 201とオハフ33 2424の展示は必見。

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蒲郡市博物館では、静態保存されている蒸気機関車と旧型客車に乗ることができます。蒸気機関車は「デゴイチ」ことD51型の200号車。蒲郡を訪れる機会があったので、蒲郡駅から徒歩でアプローチしてみました。

中央西線で活躍したD51 201号機

こちらがD51 201です。細部を見ると塗装のはがれ等はあるものの、全体的にはかなり保存状態は良好ですね。保存されている蒸気機関車で、運転台の中まで入ることができる個体はかなり少ない気がします。

昭和48年まで中央西線で活躍。集煙装置は長野工場式のものが取り付けられていますね。

北陸本線で活躍したオハフ33 2424

オハフ33 2424です。Wikipediaで「オハ35系」について調べるも2000番台についての記述が一切見当たりませんでした。しかし、原番号+2000は「暖房化改造」を施した車両であることが判明。つまり原番号は424号車となり、戦後グループに属する昭和22年製の車両でした。

車番表記の書体は書き直されているようですね。サボは「蒲郡ー中津川」となっていますが、D51 201が中津川機関区配置だったことが理由でしょうか。実際にこの区間の運用はあったのでしょうか?

昭和22年 オハフ33 424として福井客貨車区へ新製配置
昭和35年 電気暖房取り付けのため原番号+2000
昭和50年 米原客貨車区へ転属(名マイ)
昭和57年 廃車

なお、昭和60年3月のダイヤ改正で、米原区の旧型客車は419系電車へ一斉に置き換えられ引退となりました。その数年前まで活躍していたことになりますね。

外装・内装どちらも良い状態に保たれており、とても楽しめました。一点難があるとすれば、一年中扉が開けっ放しなので、虫の死骸や枯れ葉が車内に吹き込んでいるところ。蜂の死骸はダメですって…(苦笑)

大井川鐵道などで営業運転に使われている旧客と比べるものではありませんが、しっかり乗車したいならそちらを。見学したり、雰囲気を味わうだけなら屋外展示の車両と、割り切りたいですね。

まとめ

蒲郡市博物館は入館無料なのが嬉しいですね。蒲郡駅からも徒歩10〜15分程度とアクセスしやすい位置にあります。
館内に入らなくても、屋外展示の2両を見学することは可能です。竹島や海辺の文学記念館などと合わせて、蒲郡の綺麗な海沿いをちょっと歩いてみるのはいかがでしょうか。