ローザ捜査本部用車─灰色、最後の生き残り?

現役車両が国内にどれだけ残っているのか不思議なレベルの灰色車両。機動隊の車両は、90年代後半あたりから青色に変更されました。風前の灯火となった灰色車両をご紹介します。

型式KC-BE436E(?)
グレードデラックス(標準ルーフ・ショートボディ)
名目捜査本部用車
単価5,459,000円
入札カテゴリー捜査本部用車(小型)
配備台数5台

平成7年度に「捜査本部用車」として全国に5台配備されたローザです。年頭視閲式へ参加していますが、赤色灯はカバーが掛けられています。

同じ車両のリアです。リアバンパーとサイドを比べると色が違います。部品を交換したのでしょうか?

この車両は静岡県警が保有していたものです。2015年末頃に廃車となりました。側面折戸の前に県機マークを消した跡があるので、元は機動隊所属だったと思われます。その後は警察学校へ配置転換。大規模な祭典等に人員輸送で駆り出されていました。年頭視閲式での警察学校の学生輸送とともに、日の目を見る数少ない機会でした。